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『第7号』
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Sax-Fan サックス・ファン 『第7号』

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    --- Sax Fan ---   サックス・ファン         『第7号』

    2005年1月23日                     イントロ 8小節目

──────────────────────────────

 これから楽器を始めようと思っている人:じっくり読んでね!!
        初心者・中級者:知らないネタがあるかも!!
                        しっかり復習しましょう!! 

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おはようございます。

ジャジャーン!!

って、いきなり何?って感じですが、ホームページの方に、私の顔
写真を公開しました。(小さいですが・・・)

見てみたいという物好きなあなたは、こちらへどうぞ。

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(新しいウィンドウで開きます)


ノー・メークです。(当たり前か・・・)

どうですか?
思っていたような人物とは違いましたか?

こんなやつが、このメルマガを書いていたんですねぇ。


改めまして、今後共よろしくお願いします!!



それと、ホームページでバック・ナンバーをチェックしていただけ
るようにしましたので、PCがダウンして、データが飛んでしまった
際には、ぜひご利用下さい。  (私のことか!?)



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


このメルマガは、楽器演奏に興味はあるけど迷っている人・始めよ
うとしている人から、初心者、中級者を対象に書いていきます。


「それぞれ対象のレベルが違うのに、自分にとって有益な情報はあ
るの?」と思われる方がいっぱいいらっしゃることだと思います。

特に中級者の方は、「どうせ知ってること、できることばかりだろ
う」とお思いでしょう。

レベルは違っても、大事なポイントは一緒です。

そういった方は、もう一度チェックする意味で読んで下さい。
中には、知らなかったことがあるかも知れません。ほんのちょっと
のことでも、そこに、早くうまくなるためのヒントが隠れているか
も知れません。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


〔それでは、本題です。〕

──────────────────────────────
アンブシュアとピッチの関係
──────────────────────────────

前回では、アンブシュアを説明しました。

毎回、発行の度に、皆さんからメールをいただいいているんですが、
今回も、いただいたメールから、他の方も抱えてしまっているかも
しれない問題点が分かりました。

本当にこういったメールは嬉しいですね。
ありがとうございます。

メールを下さった方々には、それぞれに返信させてもらってます。



変な癖がついてしまうと、改めるのには、より多くの時間と労力が
必要になってきます。

このメルマガを読んでくださっている方が、無駄なことに、時間や
労力を掛けなくて済むようにする手助けができることが、私の喜び
でもありますから、メルマガに関連した内容で無くても結構ですか
ら、あなたもメール下さいね。

待ってます!!



さて、今回の内容「アンブシュアとピッチの関係」ですが、適切な
アンブシュアを得るための、判断材料にして下さい。


アンブシュアが不適切な状態となっていることの多くは、口の締め
付け加減です。


チェックの1つ目、「オクターブ・キーのみで、音高が変わるかど
うか。レスポンスよく、音が立ち上がっているかどうか。」を、チ
ェックします。

悪い状態のアンブシュアとしては、高い音では締め付けを強くし、
低い音では弛めてしまうことが挙げられます。
または、口の位置が微妙に変化したり、顎が上下したり。

ひどい人であれば、顔で唄っている状態になってしまっています。


アンブシュアは、あくまで一定でなくてはいけません。

上記のような状態になっていると、高い音ではピッチが上がり気味
に、低い音では下がり気味になってしまいます。



中低音域を出している状態で、あなたは目をつぶり、誰かがオクタ
ーブ・キーを押したとしたら、それだけでオクターブ上がらないと
いけません。

つまり、高音を出すこと、低音を出すことを意識しないでも、変化
しないといけないのです。

結構「無意識」のうちに、その音を出そうとすることに対して、ア
ンブシュアを変化させてしまっている場合があります。

適切なアンブシュアであれば、誰かが任意のタイミングでオクター
ブ・キーを押したり放したりすれば、オクターブ上下しますし、音
も、レスポンスよく立ち上がります。


近くに協力者がいれば、オクターブ・キーの操作をやってもらえば
いいでしょう。

一人でチェックする場合は、アンブシュアを変えないことに集中し
て、いつもと違う状態、すなわち、右手でオクターブ・キーを操作
することで、よりチェックしやすくなります。
(出そうとする音高を意識することと、左親指の、無意識の「関連
付けされた癖」から抜けるために。)



2つ目。
マウスピースの位置です。

口周りの筋肉が不充分で、締め付けが弱い場合、基準のピッチに合
わそうとすると、マウスピースは、正常範囲よりもより奥に入れな
いとピッチが合いませんし、その逆の場合は、抜かないといけませ
ん。


これが、どう影響するか。

木管楽器で音の高さを変える際には、トーン・ホールを開いたり閉
じたりして、管の長さを変えることで、それを得ています。
(正確には、それによって、必要とする倍音を出すということなの
ですが、話が難しくなるので、ここでは単に、高い音は管を短く、
低い音では管を長くすると解釈して下さい。)


例えば、ある音でチューニングした際、そのピッチを得るのに、マ
ウスピースを、適正範囲よりも5mm奥に入れないといけないとしまし
ょう。


アンブシュアが適正で、マウスピースが正常範囲に収まっている時、
指の開放度の低い音、つまり、一杯押さえて、管が長い状態になっ
ている時のその長さが60cmだとします。

それより、5mm奥に入れないといけないということは、管の長さは、
59cm95mmになりますよね。

59.95 / 60 = 0.9991666…    約99.92%

100 - 99.92 = 0.08 %

マウスピースが適正位置にある状態より、0.08% 短くなります。


一方、指の開放度の高い音、つまり、キーをあまり押さえていない
状態の管の長さが30cmだとすると、5mm奥に入れると29cm95mmとなり、

29.95 / 30 = 0.9983333…    約99.83%

100 - 99.83 = 0.17 %

30cmの時は、0.17%短いことになります。



60cmの時に比べて、30cmの時は、

0.17 - 0.08 = 0.09 %

0.09% 比率が増えるわけですから、その分、ピッチが上がります。


マウスピースを、適正位置よりも奥に入れている状態では、
管が短い状態となれば、
それだけでピッチが上がり気味になるということです。


この説明、解ってもらえますか?



アンブシュアの締め付けが適正でないと、音高によって(管の長さ
が変わることによって)、ピッチに狂いが生じてしまうのです。


上の計算で、分母が1/2になれば、結果は2倍になることを理解して
下さい。
対比させる管の長さが短くなればなる程、それだけピッチが上がり
気味となり、全体でのバラツキが出るということです。



(注:現在使われている「平均律」と、楽器の構造上からくるピッチ
のブレは許容範囲として、それ以外で、あなた自身がピッチのブレ
を作り出さないように、適正なアンブシュアを得る努力をしましょ
うという観点で説明しています。
例として取り上げた数字が大事な意味を持っているのではなく、許
容範囲を超える程、マウスピースを挿し込んだり抜いたりしなけれ
ばいけないのであれば、上記のような狂いを生じる可能性があり、
それは明らかに、アンブシュアが適正でないので、直さないといけ
ないですよということです。)



そして3つ目。

これは、ピッチということではないですが、口の締め付け具合が適
正ではなくて、倍音が出やすい状態になっていないかどうかです。

アンブシュアを一切変えない状態で、以下をやってみて下さい。

サックスのキー(調)で、
上第1線の A → 第4線の D をやった時、
アンブシュアが適正でなければ、D音が出しにくかったり、Aのまま
だったりします。

倍音が出やすい状態か、あるいは、それが出てしまっている状態に
なっているのです。


これは、リードが、アンブシュアによって、通常の振動ができない・
しにくい状態になってしまっていることを意味します。



締め付け過度だったり、締め付け力が均等でなかったりします。





以上のように、アンブシュアが適切でないと、ピッチ等に影響が出
てきます。

適切なアンブシュアを得るように、心がけましょう。



-------  ◇  -------  ◇  --------  ◇  -------  ◇  -------


音楽を説明するのに、どうしても抽象的になりやすい部分がありま
すが、できるだけ努力して、解っていただけるような説明を心がけ
てはいます。
しかし、私の力だけではどうしても足りないので、これを読んで下
さってるあなたに協力していただかなければなりません。
理解してやろうと、優しく力を貸して下さい。

よろしくお願いします。  m(_ _)m


なお、解らなかった点や、質問、感想等、なんでもいいです。
お気軽にメール下さい。
その際、お名前をフルネームでお願いします。

info@sax-fan.net

待ってます!!


-------  ◇  -------  ◇  --------  ◇  -------  ◇  -------




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編集後記:綾戸智絵さん
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綾戸さんはご存知ですよね。
テレビにも時々出ている、あの、「関西」を凝縮したような人。
ヴォーカルやってる人です。


綾戸さんとは、ライブで2・3度、一緒にやらせてもらったことが
あるんですが、見かけは本当に小さい人なんです。

でも、存在感は馬鹿でかい!!

その上、声もでかい!!

いつも、あの調子、あの勢いでしゃべってます。


ライブも普段も、大して変わりはありません。

静かに感じるのは、唄っている時くらいでしょうか。




私が某所のスタジオで練習していた時、
いきなりドアが開いたかと思うと、綾戸さんが入ってきて、

「おお〜、ちゃんとクラシックの練習してるやん。えらいえらい。」
と言ったかと思うと、「バタン。」・・・


私の練習している勢いを奪って、出て行ってしまいました。


「・・・・。」





また別の日、スタジオで綾戸さんと話をしているといきなり、
「よっしゃ、ほんなら、発声練習しよか。」と、
前後の話の脈絡も何も無く、私が発声練習させられたり・・・。

アアアアアアアアア〜
(と、一応その流れに沿って発声練習している自分。)



「・・・・。」





私にとっては、トルネードのような人です。



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     最後まで読んで下さり、本当にありがとうございます。

     ご意見・ご感想・ご要望等、何でも結構です。
     お気軽にメール下さい。
     その際、お名前をフルネームでお願いします。

     info@sax-fan.net    瀬尾和弘

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