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Sax-Fan サックス・ファン 『第8号』

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う〜寒い寒い・・・
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    --- Sax Fan ---   サックス・ファン         『第8号』

    2005年1月28日                      テーマ 1小節目

──────────────────────────────

 これから楽器を始めようと思っている人:じっくり読んでね!!
        初心者・中級者:知らないネタがあるかも!!
                        しっかり復習しましょう!! 

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おはようございます。


以前に発行したメルマガの中に、ネックを使って、ティッシュを浮
かすというのを書きましたが、今回もお遊びネタを1つ。


楽器の音域外の音で、ハイ・トーンを出せることはご存知の方も沢
山いらっしゃると思いますが(アンブシュアが完全に安定するまで
は絶対にやらないで下さいね!!)、低い音を出してみましょう。


ハイ・トーンは倍音を出すことで得ますが、低い音にすることはで
きません。


じゃあどうするかというと、最低音のB♭を出した状態で、ベルを
膝辺りで塞ぐようにするのです。
微妙に塞ぎ加減を変えることで、半音下は出ます。


直管のソプラノ等だとやりやすいんですが、その他のカーブドのサ
ックスでは、立った状態だとおかしな格好になります。


普段、まず使うことはないですが、私は過去に1回だけ使いました。
弟の結婚式の二次会で。

アルトのため、おかしな格好をしながら・・・。


見ている人は多分、何をやっているのか分からないと思います。
「おかしなことをしている人」位にしか、思ってくれないでしょう。


だから、もうしません。

最初で最後にしておきます。。。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


このメルマガは、楽器演奏に興味はあるけど迷っている人・始めよ
うとしている人から、初心者、中級者を対象に書いていきます。


「それぞれ対象のレベルが違うのに、自分にとって有益な情報はあ
るの?」と思われる方がいっぱいいらっしゃることだと思います。

特に中級者の方は、「どうせ知ってること、できることばかりだろ
う」とお思いでしょう。

レベルは違っても、大事なポイントは一緒です。

そういった方は、もう一度チェックする意味で読んで下さい。
中には、知らなかったことがあるかも知れません。ほんのちょっと
のことでも、そこに、早くうまくなるためのヒントが隠れているか
も知れません。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


〔それでは、本題です。〕

──────────────────────────────
音が出るということ
──────────────────────────────

皆さんは、小学生の時、リコーダーを演奏されたと思います。

その時に、タンギングは「トゥー・トゥー・トゥー・トゥー」とやる
んですよと教わって、それをやってきたと思います。


サックスにおいても、タンギングの基本部分は、ほぼ同じ考えでい
いのですが、発音に関しては注意が必要です。

(リコーダーと、サックスと、音の出る仕組みが違うことを理解し
て下さい。
何の疑いもなく習慣化していることに対して、気付きがなかったこ
とが、あなたの進歩を遅らせているかもしれません。)



サックスが音が出るのは、リードが振動するからですが、音の出始
めが重要です。

音を出す基本は、ノー・タンギングで音を出すということです。
(『基本』=ベースにするべきことを言っています。常にこのように
するということを言っているのではありません。)

つまり、リードに、何らかのショックを与えて、それを振動のきっ
かけにしないようにということです。


今まで静止していたものを振動させるのに、きっかけを与えてやれ
ば、比較的楽に振動を始めることができるでしょう。

でも、基本として、息のスピードだけで音が出せなくてはいけませ
ん。


息のスピードだけで音を出そうと思えば、腹筋・背筋による支え、
アンブシュアがしっかりしていないと、安定した音の立ち上がりに
はなりません。


このことを意識しないで、タンギングをきっかけに発音することを
してしまってる人が多いために、腹筋・背筋の支えや、アンブシュ
アが出来上がっていないことに気が付くのが遅れてしまうのです。



初心者の頃はよくロング・トーンをやりますが、その際にも、息の
スピードだけで音を出すことをしないといけません。

ロング・トーンは、体の各部を安定させることに注意をはらってや
らないと、単にどれだけ長く出せるか競うことだけとなり、意味が
ありません。



リードの振動のきっかけとしては、タンギングの他に、(その音程
を出すことに影響のない)どれかのキーを、一瞬だけ、叩く様に「
パカッ」とやることでも得られます。

ちょっとのことで、発音が楽になるのです。

始めから楽な状態に乗っかってしまうから、気が付くのが遅れてし
まうんです。



すごく偉そうなことを言いますが、
私がこれを通して言いたいのは、
音が出るという、楽器として当たり前のことであっても、
それがどういうことなのかをちゃんと考えて欲しいんです。

どんなことであっても、色々と細部に気を配り、
それがどういうことなのかを
自分で考えてやってみる癖を付ける事こそ、
上達の近道だからです。






あなたが何かに気が付く「きっかけ」を、私のメルマガを読むこと
で得て下さるなら、こんな嬉しいことは有りません。

さらに、メールまで頂けるんですから、それはもう・・・・。
(涙涙・・・)


だから、私なりに、一所懸命メルマガを書いています。
一緒に演奏できる日を夢見て・・・。


お互いがんばりましょうね!!



-------  ◇  -------  ◇  --------  ◇  -------  ◇  -------


音楽を説明するのに、どうしても抽象的になりやすい部分がありま
すが、できるだけ努力して、解っていただけるような説明を心がけ
てはいます。
しかし、私の力だけではどうしても足りないので、これを読んで下
さってるあなたに協力していただかなければなりません。
理解してやろうと、優しく力を貸して下さい。

よろしくお願いします。  m(_ _)m


なお、解らなかった点や、質問、感想等、なんでもいいです。
お気軽にメール下さい。

info@sax-fan.net

待ってます!!


-------  ◇  -------  ◇  --------  ◇  -------  ◇  -------




──────────────────────────────
編集後記:市川修さん
──────────────────────────────

市川さんはピアニストなんですが、この方からも色々と学ばせてい
ただきました。

スウィングのこと、エネルギーの使い方等々・・・。


市川さんは、普段とピアノの前とでは、全く別人です。

普段、街中を歩いている時は、口が半開きになる位の脱力系でトボ
トボ歩いているんですね。

すれ違う人が、遠巻きになる程、危険な香りを漂わせています!!

が、ピアノの前に座ったとたん、目つきが鋭くなり、全身全霊を注
いで演奏するのです。

恐ろしいパワーを持ったピアノを弾くんですね。


私が、自分の演奏に対して悩んでいた時、演奏からそれを察して下
さり、暖かい助言をいただいたことがあります。

「瀬尾君はな、何でもかんでも一所懸命になり過ぎるんや。
ワシ見てみ。演奏する時以外、ボーッとしてるやろ。
お客さんの前で演奏する時だけ、
自分の持ってる全パワーを出して、出し切れたらほんでええんや。
要はそんだけやで。」

当時、この言葉にどれだけ救われたか・・・。



市川さんは、この紙面で書けないようなことも含め、逸話もいろい
ろとあります。

弁護のため言っておきますが、「書けないこと」とは、精神論を極
める過程に於いて採った行動であって、けっしておかしなことでは
・・・・・
やっぱりおかしいかなぁ、普通じゃないよなぁ・・・。



書けることとしては、マイルス・デイビスが来日した時の話。


日本人は、演奏が良くなくても何でも拍手しますが、外人が来日し
て演奏する際、そんな日本人のレベルに合わせてか、気の抜けた演
奏をすることがあります。

かなり腹が立つんですが、その時の、コンサート会場での話。


1Fの後ろの方で聴いていたんですが、マイルスが、気合いの入って
いない演奏をするんですね。

マイルスのソロが終わったとたん、市川さんはおもむろに立ち上が
って、中央通路をステージに向かってトボトボと歩き出しました。

そして、ステージの下まで行き、あろうことか、帝王マイルスに向
かって、文句を言っているのです!!


大きな会場で、人目をはばからずこんなことができるのは、市川さ
んしかいません!!



それだけ、音楽に対しては厳しいんです!!


決しておかしな人では・・・

おかしいかなぁ、普通じゃないよなぁ・・・。



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     最後まで読んで下さり、本当にありがとうございます。

     ご意見・ご感想・ご要望等、何でも結構です。
     お気軽にメール下さい。

     info@sax-fan.net    瀬尾和弘

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