おはようございます!
【 Sax-Fan サックス・ファン 】 の瀬尾です。
ここのところずっと、
精神的な話が続きましたが、
私が大事だと感じてきたことなんで書きました。
伝わって欲しいなと願っています。
時々でも良いんで、
バック・ナンバーを見返して下さいね。
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で、話は変わりますが、
いつも、意識って不思議だなぁと、
思っていることがあります。
頂く相談メールなんですが、
メルマガに書いたこととかに関係無く、
同じような相談内容を、
何人もの方から同時期に頂くことです。
最近では、「タンギング」についてです。
これ、サイトにもメルマガにも、
まだ書いていなかったんですね。
でも、何人もの方から、
お悩みの相談メールが届きました。
いつもそうなんです。
重なるんですよね。
ひょっとして、読者の方々が集まって、
裏で何かやってないですか?(笑)
FBI が動いている?
そんなことはないですよね。(笑)
ということで、急遽、
「タンギング」について書いていきます。
![](http://www.sax-fan.net/eZineImg/line380.gif)
タンギング -1-
頂いたメールをまとめると、
ということです。
これらの回答を書く前に、
『タンギング』について書きますね。
「タンギング」というのは、
当然、舌で行うわけですが、
リードと舌の位置関係には、
以下の3通りが考えられます。
- 舌の先端が、リードの先端に接する
- (1と同じ状態で)
舌の先端より少し下がったところが、
リードの先端に接する
- 舌の先端は下歯の裏にあり、
舌の、マウスピース先端位置で、
リード先端に接する
ちなみに私は「3」ですが、
口腔内の大きさや舌の長さによっては、
この3通りがあっても良いのかなと思っています。
「タンギング」そのものの役割としては、
大雑把な言い方ですが、
リードの振動を止められればいいのですが、
タンギングが関係してくるのは、
音の『アタック』と『レリース』です。
「アタック」は音の始まり、
「レリース」は音の終わりです。
それぞれについて書きます。
![](http://www.sax-fan.net/eZineImg/line380.gif)
アタック
「アタック」という言葉としては、
力を感じますが、
力の入るものではありません。
ですが、
クラシックより、
ジャズ等のポピュラー音楽の方が、
若干強めのタンギングです。
タンギングにも、強さの範囲がありますが、
余り強いと、非音楽的な音になってしまいます。
![](http://www.sax-fan.net/eZineImg/line380.gif)
レリース
ここに意識がいっている人は、
少ないのではないでしょうか。
音を止めるにも、
タンギングで止めるのと、
息で止めるのでは違います。
(音の始まりも同様です。)
曲のコピーをするのでも、
そのプレーヤーの、
こういった箇所にも気を留めて下さい。
例えば、
ジャズのアルト・サックス奏者の巨匠、
チャーリー・パーカーの場合、
音が「ふあん」と消えるような、
そんな音の終わり方をしています。
同じくアルトの、
ジャキー・マクリーンと比べてみて下さい。
バラッドなんか特に、違いがよく判ると思います。
マクリーンは、「スタッ」と音が終わるんですが、
バラッドなんかの音価の長い音の終わりでは特に、
音の終わる直前に息が入る感じかあります。
よーく聴いて下さいね!
音の始まり、終わりにも、
それぞれのプレーヤーの個性が出るんですね。
次回も続きます。