おはようございます!
【 Sax-Fan サックス・ファン 】 の瀬尾です。
エイプリル・フールということで、
先程、『 Tax-Fan 臨時発行号 』をお届けしましたが、
悪ふざけが過ぎましたでしょうか。 (^^)
ご愛嬌を。
こちらのメルマガは、いたってまじめの本物です。
ところで、
Sax-Fan のサイトに、新しいコンテンツを作りました。
ミュージック・ビデオのコーナーです。
YouTube から集めています。
私が作るページですから、
当然、ジャズがメインとなります。
時間がおありの時に、一度お立ち寄り下さいね。
Sax-Fan サックス・ファン Reccommended Video ビデオ
中には、よく作ったな〜という、
面白いものも幾つかあります。
尚、ビデオによって出力音量が違いますから、
再生時には、ボリュームにお気を付け下さい。
それでは、
本日のメイン・コンテンツへどうぞ。
![](http://www.sax-fan.net/eZineImg/line380.gif)
他の楽器を知る -1-
他の楽器のことを知ることは、
アンサンブルの上でも自身の上達の上でも役立ちます。
「サックスの特性はどういったものでしょうか。」
この問いに対しては、
「他の楽器と比較してどうなのか」
という視点から見ることで、
的確な答えが導き出しやすいでしょう。
そのためには、他の楽器のことを知る必要があります。
楽器には、構造も含めた特性上、
それぞれ得手不得手があります。
幾つかの例を挙げてみましょう。
一つのフレーズがあるとします。
それを半音ずらすとしたら、
ギターでは、元のポジションから、
1フレットずらせば演奏可能です。
サックスでは、結構難しいことになりますよね。
トランペットとの比較はどうでしょう。
トランペットは一般的に、
3つのバルブ操作で音階を構成しています。
バルブの操作自体を単純に表すと、
開放と下まで押し下げる2通りが3バルブ分、
つまり、2の3乗=8通りの組み合わせです。
後は、唇の状態や息の吹き込み方によって、
倍音による音階を作ります。
サックスでは、
音階それぞれの音に対し、
それぞれの運指が対応しています。
以上の2点からも、
楽器それぞれで、
やりやすいフレーズと、
そうでないフレーズがあることが、
分かると思います。
サックスは、サックスらしいフレーズ、
というのがあるのです。
ジャズをお聴きの方、
『 Donna Lee 』という曲はご存知でしょうか。
(こちらにて、試聴できます。
A Charlie Parker: A Studio Chronicle 1940-1948![](http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=saxfan09-22&l=as2&o=9&a=B0000AJ5SR)
Disk 4 の9曲目です。)
この曲のテーマなんですが、
作曲は Charlie Parker チャーリー・パーカー
ということなんですが、
私は、そのことに違和感を感じるんですね。
(当時の歴史的なところからいくと、
ひょっとして、Miles Davis が書いた?)
その楽器らしいフレーズというのは、
こういうことを感じる違いなんです。
そして、この曲を、ベースでやった人がいます。
Jaco Pastorius ジャコ・アストリアスです。
はっきりいって、ベースでやるにはウルトラ難しいです。
『ジャコ・パストリアスの肖像』というアルバムですが、
発売当時、かなりのインパクトがありました。
(これも試聴できます。
Jaco Pastorius![](http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=saxfan09-22&l=as2&o=9&a=B000002568)
ちょっと聴いてみて下さい。びっくりしますから。
桁外れのすごさに、当時の私は笑ってしまいました。)
こういった、曲のテーマというのはそれとして、
楽器が変われば、
フレーズだって変わってしかるべきなんです。
上記のような、
苦手とするものを克服するのも手ですし、
得意とするものを伸ばすのも手です。
『楽器の特性』ということを意識してみて下さい。
次回に続きます。。。