Sax-Fan サックス・ファン　『第１８号』

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


    --- Sax Fan ---   サックス・ファン       『第１８号』

    2005年4月22日                     　テーマ　11小節目

──────────────────────────────
今号の本題 ： 記譜法（２）
 編集後記  ： 変な譜面
──────────────────────────────

 これから楽器を始めようと思っている人：じっくり読んでね！！
        初心者・中級者：知らないネタがあるかも！！
                        しっかり復習しましょう！！ 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

おはようございます。


前回、動物園の話をしましたが、動物好きは、動物の方もそれを感
じますから、逆に動物からも好かれるということはありますが、私
が、とある田舎を散歩していた時のことです。


私は、自然の中にいることが好きで、昔からよくそういったところ
に行っていたのですが、ある時、普通に、ぶらぶらと散歩している
と、なんと、

鼻の頭に、「とんぼ」が留まりました。


肩に留まったことはありましたが、鼻の頭は初めてです。


暫くの間、じっとしていました。
寄り目でとんぼを見ていましたが、逃げもせずじっと・・・。




またある時、カブトムシが胸に留まりに来たこともありました。





こんな虫達が、逃げもせず寄って来るって、

虫達は、私の存在を何だと思っているのでしょう？？？　。。。。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


このメルマガは、楽器演奏に興味はあるけど迷っている人・始めよ
うとしている人から、初心者、中級者を対象に書いていきます。


「それぞれ対象のレベルが違うのに、自分にとって有益な情報はあ
るの？」と思われる方がいっぱいいらっしゃることだと思います。

特に中級者の方は、「どうせ知ってること、できることばかりだろ
う」とお思いでしょう。

レベルは違っても、大事なポイントは一緒です。

そういった方は、もう一度チェックする意味で読んで下さい。
中には、知らなかったことがあるかも知れません。ほんのちょっと
のことでも、そこに、早くうまくなるためのヒントが隠れているか
も知れません。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


〔それでは、本題です。〕

──────────────────────────────
記譜法（２）
──────────────────────────────

前回、５線と音部記号を説明しました。

５本の線に音部記号を書き込んで、楽譜の一番最初の体裁ができる
わけですが、５線に書き込むものには、以下のものが有ります。

１．音部記号
２．調号
３．拍子記号
４．速度記号
５．縦線・複縦線
６．音符
７．臨時記号
８．休符
９．強弱記号
10. 奏法に関する記号
11. 省略記号
12. Beat、Tempo等の指定


これらのものを使って、音楽を著していくわけです。


音楽とは、空間の中に、時間と共に流れ、消えていくものですから、
いかにしてそれを記録し、伝えるかという「方法」を作る必要が有
るわけですね。

音楽にもさまざまなスタイルが有り、それぞれにおいて記譜法が有
ったりするのです。


この、記録する方法としての「約束事」を、理解していないといけ
ませんし、楽譜が「読める」ことだけではなく、自分でも書くこと
ができなければいけません。



『楽譜が「読める」』ということは、書いてあるものを音に出すこ
とができるということですよね。

ここをもう少し考えてみましょう。


譜面が必要なのは、「奏者」です。
音楽を聴く人には必要ありません。

「譜面」というものは、記録する方法によって書かれたものであっ
て、音楽そのものではありません。

譜面に書かれているものを音に換えるというのは、単に、その「書
かれている音」を出すということではないのです。

譜面に書き表すことができない「その他のもの」を感じとって、そ
れを演奏しようとする努力を怠ってはいけないのです。


言い換えると、「譜面」という一記録媒体を通して、音楽「そのも
の」を再現できる能力を身に付けなければいけないということです。


とても難しいことかもしれません。
ですが、そういう意識は、忘れずに持っていて下さいね。

作曲者の意図する「音楽」を、「譜面」というフィルター・「自分」
というフィルターを通して「表現する」ことで、『音楽』を創って
いくことを忘れないで下さい。


こういうことを、意識しているのとそうでないのとでは、その後、
雲泥の差となって現れてきますよ。



-------  ◇  -------  ◇  --------  ◇  -------  ◇  -------


音楽を説明するのに、どうしても抽象的になりやすい部分がありま
すが、できるだけ努力して、解っていただけるような説明を心がけ
てはいます。
しかし、私の力だけではどうしても足りないので、これを読んで下
さってるあなたに協力していただかなければなりません。
理解してやろうと、優しく力を貸して下さい。

よろしくお願いします。　　m(_ _)m


なお、解らなかった点や、質問、感想等、なんでもいいです。
お気軽にメール下さい。

info@sax-fan.net

待ってます！！


-------  ◇  -------  ◇  --------  ◇  -------  ◇  -------




──────────────────────────────
編集後記：変な譜面
──────────────────────────────

以前のメルマガで書いた、トロンボーンの中路さんとバンドを組ん
でいた時の話。


アレンジは、彼がやってくれていたので、いつも、彼から譜面を貰
っていました。

彼は茶目っ気があり、くれる譜面にも色々なものが有りました。


曲には何の関係も無い、おかしなイラストが貼り込んであったり、
曲のタイトルが妙な日本語になっていたり・・・。
（「Autumn Leaves（邦題：枯葉）」などは、「彼は・・・」と書
いてたりします。）


Bluesは１２小節なので、譜面にすると５線３段分。
これを、１段ずつ横に貼り繋いである、テープ状の譜面で貰ったこ
ともあります。
（譜面をしまう時、折ると１段分なので、紛失しない様に他の譜面
にクリップで留めておく必要がありました。）


他には、小学生が使う、やたらデカイ５線紙に書いてあったり。
（これは正直見辛いです。デカ過ぎです。音符の玉も黒々としてい
ます。。。）




今でも、ほとんどの譜面は残っていますが、さすがに、テープ状の
譜面はどこかに行ってしまいました。。。



============================================================

     最後まで読んで下さり、本当にありがとうございます。

     ご意見・ご感想・ご要望等、何でも結構です。
     お気軽にメール下さい。

     info@sax-fan.net    瀬尾和弘

============================================================

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ■ご感想        :   info@sax-fan.net
  ■URL           :   http://www.sax-fan.net
  ■登録          :   《終了しました》
  ■発行          :   Sax-Fan サックス・ファン　瀬尾和弘

      Copyright(C) 2004  Sax-Fan, All rights reserved.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━