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『号外 』04/12/15
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Sax-Fan サックス・ファン 『号外 』04/12/15

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今回、強烈。。。
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    --- Sax Fan ---   サックス・ファン         『 号外 』

    2004年12月15日                    イントロ 4小節目

──────────────────────────────

 これから楽器を始めようと思っている人:じっくり読んでね!!
        初心者・中級者:知らないネタがあるかも!!
                        しっかり復習しましょう!! 

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おはようございます!

みなさんから戴いたメールの中で、『創刊号』から『第3号』にか
けて掲載した「音楽を『聴く』ということ」に関して、私の言葉の
足りなさを補って下さるような内容のメールを戴きました。

これは、あなたにも見ていただきたく思い、メールを下さった方に
お願いしましたところ、快諾下さったので、『増刊号』として掲載
させていただくことになりました。


私が言う、「中心で聴く」ということが、このメールからも感じと
って貰えると思います。

「中心で聴く」ことができていないなと思われた方が、早くこのこ
とが解って下さる日が来ることを願っています。


しっかりと感性で感じとって下さいね。


今回、強烈に長いです。ごめんなさい。
でも、しっかりと最後まで読んで下さいね。


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このメルマガは、楽器演奏に興味はあるけど迷っている人・始めよ
うとしている人から、初心者、中級者を対象に書いていきます。


「それぞれ対象のレベルが違うのに、自分にとって有益な情報はあ
るの?」と思われる方がいっぱいいらっしゃることだと思います。

特に中級者の方は、「どうせ知ってること、できることばかりだろ
う」とお思いでしょう。

レベルは違っても、大事なポイントは一緒です。

そういった方は、もう一度チェックする意味で読んで下さい。
中には、知らなかったことがあるかも知れません。ほんのちょっと
のことでも、そこに、早くうまくなるためのヒントが隠れているか
も知れません。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


〔それでは、本題です。〕

──────────────────────────────
音楽を『聴く』ということ(4)
(サブタイトル:世界の中心で・・・)
──────────────────────────────

まず、S・Yさんのメールから、抜粋してご紹介します。
(なんと、ベトナムのホーチミンにお住まいです。メールをいただ
けたことで、ネットのすばらしさを体感しました!!)

いつも、ドキッとするくらいするどいメールをいただきます。
(ツッコミもするどい!!)

その "ドキッ" を。

(ここから)------------------------------------------------

読んでいて、TV番組の中でやっていた「ベテランドライバーの視線
の動き」を思い出しました。

経歴の浅い運転手の場合、キョロキョロと視線が良く動くんです。
視点が当たっている所だけはくっきり見えますが、その分他の場所
(特に視点の反対方向)が注意できていないんです。

一方でベテランドライバーの場合、視点はほぼ視野の中心において、
その視点の焦点をごく僅かにぼやけさせていました。
つまり、視野全体に一定の注意を常時置けるようにしているのです。

子ども(勿論人形ですが)が飛び出してきた時、新米ドライバーはそ
の子に視線の焦点が当たってから回避行動をし、ベテランの場合視
野の端に黒い影が出た途端に回避行動を起こして事故を未然に防い
でいました。

(ここまで)------------------------------------------------


するどい!!

そうなんです。
「中心で聴く」ことも、こんな感じなのです。

一点に集中するのではなく、
「全体にまんべんなく」集中するんです。


ん〜、なかなかいい例えじゃないですか!

そして続きです。

(ここから)------------------------------------------------

それと、昔から言われていることですが、「やはり生の音楽とレコ
ードでは雰囲気が違う」というのも当て嵌まるかも知れません。

というのは、レコーディング技術により、メインの部分は寄り強調
されがちになっています。

ですからコンサートでその様な加工をされていない「全体の音の集
合」を聞くことにより、意識していなかったサイドの音がよりクリ
アに聞こえ、それを「雰囲気」という言葉で表現している場合もあ
るのかなと思いました。

(ここまで)------------------------------------------------


そうそう、これも。

ミキサーというエンジニアの感性に寄りかかっている部分もありま
すからね。


何より、ライブ等では中心で聴くということはしやすい状況なので
すが、CD等では聴けなくなってしまいやすいのです。

コンサートやライブ会場で聴く場合と、CDを聴く場合では、
≪集中力≫が違ってきます。


なぜかというと、
人間、視覚で感じとる部分が多く、それに左右されやすいんです。

視覚とは別な環境でいることを意識していないと、
視覚以外の感覚のレベルが落ちたり、
錯覚を起こしたりしやすくなります。

目を閉じて、特定器官に集中したりイメージすると、逆に感度が上
がったりしますよね。


日常的に聴くことに集中する環境でない、普通の生活環境の人は、
聴き方が浅くなりやすいんです。

ライブの演奏から感じとれるものと、CD等から感じとれるもののレ
ベルに、「差」がついてしまうことにもなります。


そういった意味からも、
「中心で聴く」ということを意識するところから始めないと、
ちゃんと聴けなくなってしまいやすいのです。



そのことを体感されて来られたのが、米持(ヨネモチ)昇さん。

この方は、メルマガも発行されているのですが、
いただいたメールというメールがとにかく「熱い」!!

ちなみに米持さんは「人」というものをするどく見つめられていて、
私も米持さんのメルマガで勉強させていただいてます。

米持さん発行のメルマガ
「トップセールスの上を行け!“110連発の表技!”」
サイト
ベイサイド オフィス
http://spimar.com


(新しいウィンドウで開きます)


今年の3月に、“jaja”というバンドがストリートしていたところ
を、「生まれて初めて」立ち止まって聴き入ってしまい、
「こいつらは凄い! 絶対ブレークする!!」と確信されて以来、
ほとんど「追っかけ状態」!?

で、めでたくデビューとなり、先日、そのデビュー・コンサートに
行かれた後にメールを下さいました。

そのメールから。(抜粋)


(ここから)------------------------------------------------

今日初めて気が付いたのですが、昨日の瀬尾さんのメルマガにあっ
た、「中心で聴く」ということが、彼等の演奏では自然とできてい
る事に驚きました。

だから、季節も時間も場所も、更には心理的な状態もまったく関係
なく、素直に聴く人の気持ちに入ってくるんだと納得できたのです。

だから、何回聴いても飽きないのだと言う事を、ハッキリと認識で
きました。

これは貴重な「気付き」でした。

(ここまで)------------------------------------------------


私も、この方をここまで熱くさせてしまう“jaja”というバンドが
気になったので聴かせていただきました。
リーダーの秋山さんのサックス、素敵です。
「ホット」で「スウィート」で。

jaja
http://plaza.harmonix.ne.jp/~jaja/welcome.html


聴いてみたい方はこちらから
burari.TV
http://www5e.biglobe.ne.jp/~yosimori/burariTV/burariTV.htm


(新しいウィンドウで開きます)



今回は、この「中心で聴く」ということのみで発行するつもりでし
たが、実は、私が「音楽を『聴く』ということ」では触れずに、先
延ばししようと思っていたことを感じられていらっしゃったので、
せっかくなのでこの機会にそのことをお話しします。

*----

最後まで読んだら、もう一度、米持さんのメールを読んで下さい。
ライブで感じ取れることがどういうことか、再確認できると思いま
す。
そのことと、CDから聴きとることを対比させて考えて下さい。

                                                      ----*


『聴く』耳が育ってくると、CD等、録音されているものからでも、
ミュージシャンの息使い等も聴き取れるようになってくるんです。

私が中3の時に買った、チャーリー・パーカーのアルバムの中に、
1950年録音で、アマチュアの人がコンサートを録ったものなのです
が、本当にひどい録音状態のものがあります。
(私が持っているのはレコードで、今のCD技術のように修正したり
したものではありません。)

周りのノイズも多く、ピアノやベースの音が、ほとんど聴き取れな
いようなものです。

これを初めて聴いたときは、
「こんなのどこかのコレクターしか買わないな」と、
自分が買っておきながらそう思って聴いていたのですが、
その時1回聴いてそのままにしていたんですね。

ある程度音楽をやりだした頃に、
久しぶりにと思いそのレコードを聴いたんですが、
パーカーがすごくいい演奏をしているんです!!

このアルバムのパーカー、こんなすごかったっけ!!

パーカーがとても自由で、いきいきと演奏しているんです。
すごいパワーで!!

録音状態は最悪にも関わらず、
それらを感じることができたんです。

その時に、レコードを聴く際に、
聴くための耳がいること、
聴き取り方がいることを知ったんです。
(あと、経験とかそんなこともあるのでしょうが。)

こんなにも感じとれるものなんだと解りました。

中学の時にはそういう耳を持っていなかったんだと気付きました。



コンサート等のライブ会場では、音はもちろん、振動や、匂いや、
人や、それらのもの全てが作り出す雰囲気の中で聴いているわけで
す。ミュージシャンが視野の中に入っているわけです。

「素直に入りやすい」状態です。


私も、バラッドで女の人を何人も泣かせてきました。
(私生活じゃないですよ!!)
目の前で、ぐしゅぐしゅになりながら聴いてくれているのです。
中には、ハンカチで目を押さえることすら忘れて、ポロポロ涙をこ
ぼしながら聴いてくれている人もいました。


それを、CDでやるとすればどうでしょう。
難度が上がると思います。


つまり、聴く側にしても、それなりの「聴き方」が必要になってく
るのです。


まとめると、
まず最初は「中心で聴くこと」に注意を向け、
そこから聴くための技術を高めていくことをスタートして、
「音楽を『聴く』ということ」、
深く聴きとっていくことを解っていって欲しいんです。


  - END -


(ここで上記の内容をふまえた上で、もう一度、米持さんのメール
を読んで、しっかり感じとって下さいね。)


-------  ◇  -------  ◇  --------  ◇  -------  ◇  -------


音楽を説明するのに、どうしても抽象的になりやすい部分がありま
すが、できるだけ努力して、解っていただけるような説明を心がけ
てはいます。
しかし、私の力だけではどうしても足りないので、これを読んで下
さってるあなたに協力していただかなければなりません。
理解してやろうと、優しく力を貸して下さい。

よろしくお願いします。  m(_ _)m


なお、解らなかった点や、質問、感想等、なんでもいいです。
お気軽にメール下さい。
その際、お名前をフルネームでお願いします。

info@sax-fan.net

待ってます!!


-------  ◇  -------  ◇  --------  ◇  -------  ◇  -------




──────────────────────────────
編集後記:長くなってすみません。
──────────────────────────────

今回の件でメールをいただけた方々、本当にありがとうございます。



その内容を、どうしてもすぐにあなたにお伝えしたくて。。。

何かを感じとって下されば嬉しいです。


解らないことなどあれば、お気軽にメール下さいね!
待ってます!!



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     最後まで読んで下さり、本当にありがとうございます。

     ご意見・ご感想・ご要望等、何でも結構です。
     お気軽にメール下さい。
     その際、お名前をフルネームでお願いします。

     info@sax-fan.net    瀬尾和弘

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